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地鎮祭と上棟式の話
こんにちは。ずいぶん過ごしやすい陽気になってきて、体も心も軽くなってきましたね。
さて今回のシオンハウジングのブログは、謎の多い儀式――地鎮祭と上棟式についてです。
ちょうど福万寺の現場で上棟式が行われたので、その模様をお届けしながら、少しうんちくなども語っていきたいと思います。
ご覧いただいている皆様がお家を建てるときに、”こういう意味があるんだ”と知っておくと、感慨もひとしお?ではないでしょうか?
まず、整地をして基礎工事が始まる前に行われるのが「地鎮祭」です。
テレビでご覧になった方も多いのではないでしょうか?
※写真はイメージです
地鎮祭とは、土地を守る神様にその土地を使用する許しを請い、工事の安全を祈願する儀式です。
家を建てる土地の四隅に青竹を立て、しめ縄で囲んで祭場をつくり、施主や工事関係者が参列して行います。
主催は建築会社で、その土地の神社の神主を招いて行うのが一般的ですが、施主が塩をまくだけで済ませる簡易スタイルや、そもそも地鎮祭を行わない方もいらっしゃいます。
地鎮祭は一生で何回も経験することではないので不安かもしれませんが、祭場の設営は建設会社が、式の手順については神主さんが教えてくれますので、準備は神主さんへの謝礼を用意するくらいです。
地鎮祭の儀式は1時間程度で終了しますが、式が終わると、工事関係者と共に近隣の方へあいさつ回りをするのが定番です。
円滑に工事を進めるために非常に重要なイベントになりますので、身だしなみを整えておいたほうがよいですね。
そして、基礎工事が終わり、工事が棟上げ(むねあげ)まで終了したところで執り行う行事が「上棟式(じょうとうしき)」です。
棟上げとは、柱・梁などの骨組みが完成し、家の最上部で屋根を支える棟木(むなぎ)とよばれる木材を取り付けた段階のことです。
これまでの工事が無事に進んだことへの感謝と、これから完成に向けて工事がうまくいくように祈願する意を込めて行われます。
上棟式は地鎮祭と違って神主は呼ばず、棟梁に仕切ってもらうのが一般的とされています。
上棟式の進行は地域によって異なりますが、一般的に棟梁が棟木に幣束(へいそく:神に供えるささげもの。木や竹でてきた幣串に紙垂を挟んだものが一般的)を立てて破魔矢を飾り、建物の四方に酒、塩、米をまいてお清めをします。
福万寺の現場はきちんと上棟式行いましたよ!
こちらは幣束です。
お酒、お米、塩をまいてお清めしているところです。
無事上棟式が終わり記念撮影。このあと幣束は棟木に取り付けられました。
※右手の方が施主様です
いずれの儀式も、必ず行わなければならないものではありませんが、気持ちよく工事を始める、また施主様と工事関係者が信頼関係を築いていくために、大切にしていきたいと思うのです。
2つの儀式について、いかがでしたか?
みなさんがお家を建てるとき、するしないも含めて考える際に思い出していただけますと幸いです。
次回の福万寺の現場レポートは、いよいよ完成したお家をお送りします。
お楽しみに!