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曙町スマートハウスができあがりました(設備編)
こんにちは。
待ちに待った秋到来❕みなさんは、食欲・芸術・スポーツ・読書…どんな秋をお過ごしでしょうか?
さぁ今回は、お待ちかねの「NEW2030ペンギンの家」が完成しましたので、その様子をお届けします。お伝えしたいことが盛りだくさんですので、設備編と内装編の2回に分けてお送りしたいと思います。
今回の設備編では文字通りゼロエネ、健康、快適を支える家の設備について、実物の写真とともにご紹介します。
その前に『NEW2030ペンギンの家』についておさらいしますね。
その特徴は、
・太陽光発電10kW/hと蓄電池2台で、電気を買わない
・快適できれいな空気が家中を満たす
・AIで、電気の売る使うをお得に最適化
でしたね。
それを図で表すと下のような仕組みになります。
では、さっそく実際のお家をぐるっと見ていきましょう。
まず外観ですが、張り出した軒が分かりますでしょうか?こちらは南側ですが、軒を大きく前に出すことで、夏の強烈な日差しが壁や家の中に差し込まないよう、日陰を作ります。逆に冬は入射角が低いので、穏やかな日差しが壁や家の中を柔らかく温めてくれます。
家の形からも省エネを助けるというわけです。
また、下からは見えませんが、屋根には太陽光発電パネルが設置されています。
駐車スペースの奥には、2台の蓄電池が。太陽光パネルで発電した電気や、電気料金の安い時間帯に買った電気を貯めておいて、賢く使う。そのために必要な蓄電容量9.9kWhを確保しました。家族が生活に使う電力をまかなうだけでなく、停電にも備えることができます。
横にあるのはダイキンの加湿式エアコンの室外機です。家中の空気の温度と湿度をコントロールしてくれる、これまたペンギンの家に必須の設備です。
さらに駐車スペースから家の裏側の壁をのぞいてみると、、
給配電の要、まさに心臓部ともいえるパワーコンディショナーの白いBOXが見えますね。パワーコンディショナーは、太陽光発電システムや蓄電池からの電気を、家庭環境で使用できるように変換する機器です。パワーコンディショナーから出力された電気は、屋内分電盤に送られ、さらに家のあちこちに送られます。
パワーコンディショナーの横は給気口です。サイクロン式給気フードが取り付けられています。給気の際に分離された虫などの大きいゴミは下の出っ張りに溜り、横風で吹き飛ばされてなくなるそうですよ。ちょっとアナログな感じがおもしろいですね。
ではようやく家の中の設備についてです。
キッチン横にリモコンたちが集まっています。
左上から時計回りに、インターフォンのモニター、パワーコンディショナーのリモコン、お風呂のリモコン、熱交換ユニットのリモコン、電灯のスイッチです。ここで家の内外の環境、電気の使用状況などが確認できて、さらにエアコンやシャッター、ロボット掃除機などをスマホやスマートスピーカーで操作できたら、、忙しい共働き家族に大助かりなコクピットの完成です!
ちなみに玄関にはスマートキーが付いていますのでスマホでの鍵の開閉が可能です。
床下にはフィルターユニットがあり、粗塵防虫フィルターと給気清浄フィルターが仕込まれていて、空気が通る際に微細な粉じんなどが取り除かれる仕組みになっています。
フィルターが付いた排気グリルは部屋の空気の出口です。主にお風呂、トイレ、洗面所、ダイニングなどに設置され、臭いや湿気、汚れた空気を排出します。
一方、給気グリルは、リビング、各部屋、ホールなどに設置され、エアコンによって快適に整えられた空気の出入口となります。
最後に、給配電の頭脳であるAI搭載クラウドHEMS(まだ設置されていないので写真はありませんが)について。
AI搭載クラウドHEMSは、家じゅうのコンセントを集中管理するスマート分電盤の消費電力を常に見張り、いつ、どのタイミングでどの家電設備を稼働したり停止したりするかを制御しています。天気予報を参考に、太陽光発電で作った電気を蓄え、消費をまかないつつ、いつ売れば余った電気を高く売れるかなど、それぞれの家族の暮らし方を学習し続けます。
近い将来始まるFIP制度(※)に対応していることから、この先売電による収入増によってさらに家計の強い味方になってくれることでしょう。
NEW2030ペンギンの家は、高気密・高断熱な構造にさまざまな設備を組合せていることがお分かりいただけたでしょうか?
(より詳しい設備については、特設ページをご覧ください)
家はここまで人にやさしくなれるんですね♡
さあ、次回はこだわりの内装編です。どうぞお楽しみに。
※ FIP制度とは「Feed-in-Premium」の略。発電した電気を売る際に、市場価格(変動する)にプレミアムが上乗せされる制度です。電気の需要が大きい時に電気を売れば大きな利益になります。現行のFIT制度は価格が一定。(資源エネルギー庁より)