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次の現場は福万寺5丁目、基礎のおはなし
こんにちは、春の便りがちらほらと聞こえてきましたね。
さて、シオンハウジングの次の現場は「シオンコート福万寺5丁目」です。
前回の八尾木のリポートではお伝えしていなかった、基礎工事の様子からお伝えしていきます。
基礎とは、お家の下のほう、地面から外壁の間に見えるコンクリートの部分のことです。
建ててしまえばあまり見えないけれど、家を地面から支えるとても重要な部分です。
こちらのお家は木造住宅ですので、ベタ基礎という方法を採用しています。
ベタ基礎??
基礎には主にベタ基礎と布基礎の2種類があります。
どちらも強度はあまり変わりませんが、上に建てる構造物と、それぞれのメリット・デメリットをふまえ、どちらかを選ぶそうです。
シオンハウジングは木造住宅なので、基礎にかかる荷重も少なく、大きな面で支えるベタ基礎が採用されています。
メリットとしては、
- 基礎全体で建物の荷重を受ける事ができるため、不同沈下が発生しにくい
- 荷重が基礎全体へと分散されるため、多少軟弱な地盤でも問題無い
- 床面も鉄筋コンクリートで覆われているため、地面からの湿気やシロアリ等の侵入を防ぐ事ができる
ことです。
ちなみに、鉄骨造住宅の場合は、荷重が大きいため布基礎を採用することが多いそうです。
こちらはJIO(住宅瑕疵保険の会社)の配筋検査の前の状態です。
鉄筋はコンクリートを打ってしまえば見えなくなる部分ですので、ちょうどこのタイミングで行います。
検査員が、鉄筋太さや間隔が正しく入っているか、コンクリートのかぶってくる厚さが規定通り確保できているかなどをチェックします。
鉄筋の配筋については、建築基準法に基づく基準で「径9mm以上の鉄筋を使用し30cm以下間隔で縦横に配置しなければならない」とあります。
写真では分かりづらいかもしれませんが、シオンハウジングの家は耐震等級3相当ですので、計算により、この基準より太い鉄筋を使用し、間隔も細かくなっています。
より強固な基礎ということですね。
そしてこちらが、無事検査が終わり、コンクリートを打った状態です。
床の鉄筋がすっかりコンクリートで覆われました。このコンクリートの強固な面で家を支えるんですね。
そして、戸建てあるあるの1つ、基礎の外側からのいやーなムシの侵入を防ぐナイスなモノがありました!
その名もネズミ返しならぬ「虫返し」※1
これを基礎と土台の間にはさみ込むことによって、ムシが入りにくくなるというものです。
こちらが施工中の様子です。
家に1人しかいないときにムシに襲われる恐怖を想像すると、とてもうれしい心配りです。
さて、基礎編はこれで終わりです。
次回は、建物の骨組みが完成した時点で行う儀式=「上棟式」の様子をお送りしたいと思います。お楽しみに。
※1…「虫返し」は太陽光発電設置の家に付けられるものです